2次元エッジに基づく4点合同集合を用いた高速で計算コストの低い3次元認識
工業生産におけるロボットの応用が増えるにつれ,3次元視覚認識はますます重要になってきている.
しかし,多くの研究は,速度よりも3次元認識の精度を重視している.
速度が速ければ,工業生産が大幅に加速される.
一方,現実にはコストも重要な要素である.
これらのことから,我々は2D-Edgeベースの4点合同集合(4PCS)アルゴリズムを提案する.
このアルゴリズムは,アフィン不変性と射影不変性を利用して,3Dモデルと2D深度画像との対応関係を求めることで,精度を維持したまま大幅な高速化を実現している.
Sileanaデータセットでは,1画像あたりの平均認識時間は1ミリ秒であった.
実験において,提案アルゴリズムは3kHzで飛行物体を正確に認識できる.
また,無停止での物体ピッキングを実現している.
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参考文献
- Xiaohang Shi, Qitong Guo, Kenichi Murakami and Yuji Yamakawa: A High-speed and Computational Cost-effective 3D Recognition Method With 2D-Edges-based 4-points Congruent Set Algorithm, IEEE Access (2024).